シューベルト:即興曲op.90-3 D899
ー今週は、ピアニストのダヴィッド・フレイにフォーカス。
ー最後は、シューベルト晩年の傑作!
4つの即興曲(Impromptus)作品90、D899は、フランツ・シューベルトが晩年、1827年頃に作曲したピアノ独奏曲。
構成的な追求よりも自由な旋律美を優先させている。同時期に作曲された4つの即興曲 作品142、D935が一つのソナタに見たてられるのと異なり、
それぞれが自由に彩りある個性を見せている。
第3曲 Andante 変ト長調。
無言歌風の落ち着いた和声に、中声部の三連符アルペジョが装飾を施す構造。
2分の2拍子を表す記号が2つ並べられているので、作者本人による「2分の4拍子」の指定とされている。
ピアノは、ダヴィッド・フレイ。