チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲イ長調作品33
ー秋も深まる中で、今週のテーマはチェロとリート。
『ロココの主題による変奏曲 イ長調』作品33は、チャイコフスキー作曲によるチェロと管弦楽のための楽曲(単一楽章)。初演は1877年。チャイコフスキー国際コンクールにおけるチェロ部門の課題曲として知られている。
ロココとは、18世紀に広まった美術様式の一つで、建築・絵画・音楽など幅広い芸術分野で取り入れられた。豪壮・華麗なバロック、優美・繊細なロココと比較されるが、両者の境界は必ずしも明確ではない。音楽分野におけるロココ様式は、モーツァルトやクープランなどの作品に見られるような装飾音符を多用した軽快・優美・繊細な音楽様式が特徴。
序奏と主題、それに7つの変奏が続けて演奏される。1876年12月から1877年1月にかけて、チャイコフスキーの親友だったヴィルヘルム・フィッツェンハーゲン(1848年 – 1890年)のために作曲され、彼に献呈された。
演奏は、20才のオランダ人(厳密に言うとオランダ人とスイス人のハーフ。生まれは英国のサセックス)チェリスト、ローラ・ファン・デル・ハイデン。15才の時に2012年のBBC young musician competitionで優勝している。伴奏は、ウクライナ生まれのキリル・カラビツ指揮スコティッシュ・ナショナル交響楽団。2014年エジンバラのアッシャーホールでの録画。