サン=サーンス:チェロ協奏曲第一番イ短調 作品33
ー秋も深まる中で、今週のテーマはチェロとオルガン。
ー今朝はサン=サーンスの名作の1つ、チェロ協奏曲。
全3楽章が切れ目なく演奏されるという手法は、既にシューマンの協奏曲で行われているが、サン=サーンスはかなり徹底していて、
全体が3つの部分からなる単一の楽章のようにになっている。
可憐な第2楽章を挟んで、終楽章で第1楽章の主題に回帰し、またコーダでは第一楽章の小結尾に現れた主題も再現され、統一感のある構成になっている。
演奏は、チェロがソル・ガベッタ。ロシア系フランス人の両親のもとアルゼンチン生まれる。10歳でアルゼンチンのコンクールで1位、さらにジュネーヴのスイス・ロマンド放送協会賞、モスクワのチャイコフスキー・コンクールでのナタリア・グートマン賞、ミュンヘン・コンクールでの受賞に輝く。2004年クレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞を受賞し、同年のルツェルン音楽祭でゲルギエフ指揮ウィーン・フィルと共演し高い評価を得た。使用楽器は1865年製のジャン・バプティスト・ヴヨーム。伴奏は、Paul McCreesh指揮デンマーク放送交響楽団。