マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」第1楽章
ー年末年始のテーマは希望。
ー希望に満ちて人生を歩みだした若者への青春賛歌!
マーラーはこの曲を1893年10月29日ハンブルクで、翌1894年7月にもヴァイマルで再演した時、全曲を「交響曲様式による音詩」とし、「巨人」(Titan)という標題を与えた。各部、各楽章に以下のような副題が付された。これらの副題も、ジャン・パウルの小説から影響を受けている。
第1部 青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど
第1楽章 春、そして終わることなく
第2楽章 花の章
第3楽章 順風に帆を上げて
つまり第一楽章は、青春の日々の、春の光景を描いている。季節も春だが、人生の一歩を歩みだしたという意味でも春ということになる。
第一楽章の第1主題は4度動機で始まり、『さすらう若者の歌』の第2曲「朝の野原を歩けば」に基づいている。

 演奏は、グスタボ・ドゥダメル指揮ロサンジェルス・フィル。ドゥダメルが初めてメジャー・オーケストラの音楽監督になった就任コンサート(2009年10月8日)で、
ロサンジェルス、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール(ライヴ)の録画。爽やかでダイナミックな造形感がとてもいい。