ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第一番
ー今週のテーマは、ハイドンとモーツァルトの秋。
ヨーゼフ・ハイドン (Joseph Haydn, 1732-1809)は多くの協奏曲を作曲したらしいが、贋作が多く、楽譜の所在の分からないものも多い。
このヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調 Hob.7a (Concerto for Violin and Orchestra in C-dur No.1 Hob.7a)は、ハイドンがエステルハージ侯爵家の楽団の楽長に在職中、おそらく1765年にイタリア留学から帰国した楽団のヴァイオリニスト、アロイス・ルイジ・トマシーニ(Alois Luigi Tomasini)のために作曲したと考えられる曲。
以下のように全楽章がソナタ形式で書かれている。
バロック時代の合奏協奏曲から古典派の独奏協奏曲への過渡期の作品。
第1楽章: Allegro moderato ハ長調 ソナタ形式 ハ長調のコード(重音)が華やかに響く
第2楽章: Adagio ヘ長調 ソナタ形式 美しい叙情楽章
第3楽章: Finale: Presto ハ長調 ソナタ形式 リズミカルで鮮やかに展開していく
演奏は、アルトゥール・グリュミオーのヴァイオリン、レイモンド・レッパード指揮イギリス室内管弦楽団。グリュミオーの美音が麗しい。