ハイドン:ピアノ三重奏曲第29番変ホ長調Hob XV:29
ー今週のテーマは、ハイドンとモーツァルトの秋。
ー明るく市民的なハイドン晩年の世界。
ハイドン(1732-1809)は、エステルハージ侯爵が1790年に亡くなった後、1791年と1794に市民社会ロンドンを訪れ、市民レベルの音楽活動を行い、
コンサートをし交響曲や室内楽曲を作曲・出版した。
第2回目の訪問時に、ロンドンで活躍していたテレーズ・ジャンセン=バルトロッツィ夫人と親交を結ぶ。バルトロッツィ夫人は、クレメンティに学んだアーヘン出身のピアニストで、
ハイドンは彼女の演奏を高く評価し、ピアノ・ソナタやピアノ三重奏曲を作曲し献呈した。
この曲は、バルトロッツィ夫人のピアノから触発された華やかなピアノの扱いが随所に見られる。
第一楽章 Poco allegro 軽やかなピアノの旋律に乗って合奏が展開されていく。
第二楽章 Andantino ed innocentemente イタリア風セレナードの曲想(ランドン)
第三楽章 Allemande – Presto assai 生き生きとしたフィナーレ。ピアノが活気に満ちたドイツ風の舞曲を奏で、ヴァイオリンとチェロがそれを支えていく。
演奏は、トリオ・ワンダラー。