ドビュッシー:ヒースの茂る荒地、「前奏曲集」第2巻第5曲
ー今週のテーマは「バラードと前奏曲」
ヒースの茂る荒地(Bruyère)は、牧歌風の旋律が美しく織り成された雰囲気豊かな佳品。この曲は、第1巻『亜麻色の髪の乙女』と同様の、はっきりした調(変イ長調)で書かれており、装飾的で上品な曲に仕上がっている。
ヒースの生い茂る情景が、のどかにゆったりと歌われる。繊細で素朴なメロディーの一方で、和音やリズムもさりげない彩りを添えている。
演奏は、クリスチャン・ツィメルマン。