バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248第10曲シンフォニア
ー今週のテーマはクリスマス。
ー今朝は、バッハのクリスマス・オラトリオから
クリスマスというと12月25日を思い浮かべるが、ドイツ、特にバッハの時代のドイツでは、その日から始まる一定の期間を意味していた。
「クリスマスおめでとう」のことをドイツ語では「フローエ・ヴァイナハテン Frohe Weihnachten」と複数で表現するのはそのため。
具体的に言うと、12月25日から新年1月6日の顕現節(ドイツでは三王の礼拝の祝日までの13日間(これを十二夜ともいう)のこと。
1734年から35年にかけての<クリスマス期間>に、バッハはその期間に祝われる6回の祝祭日にそれぞれ1曲のクリスマス・カンタータを上演し、全体を総称して<クリスマス・オラトリオ>と呼んだ。
12月25日~27日のクリスマス第1日~第3日に、1月1日の新年、つまり元旦、そしてたまたまその年は1月2日が日曜日であったので、新年後日曜日、そして顕現節(三王の礼拝の祝日)の6回。これらの祝祭日に上演されたカンタータはそれぞれ、<クリスマス・オラトリオ>第1部~第6部とも呼ばれる。
第II部 (第10曲~第23曲)
クリスマス第2日(12月26日)の礼拝のための音楽であり、「ルカによる福音書」第2章、8~14節を骨子として構成されている。
野宿していた羊飼いたちに天使が近付き、救い主の誕生を知らせる、という内容。
ここで演奏されている第10曲のシンフォニアは、羊飼いの音楽であるパストラーレで書かれている。

 演奏は、フライブルク・バロック・オーケストラ。