バッハ:ブランデンブルグ協奏曲 第4番ト長調 BWV1049
ー今週のテーマは合奏協奏曲から協奏交響曲へ。
今週取り上げている合奏協奏曲は、独奏楽器群(コンチェルティーノ)と、弦楽合奏団(リピエーノ)の対比であり、この「異なるものの対比」はバロック精神そのもの。
このバッハの第4番も、1挺のヴァイオリンと2本のアルトリコーダーから成る独奏楽器群と、弦楽合奏団が対比されている。
バッハは若いころ、ワイマールの宮廷でオルガニストやコンサートマスターを務めながら、ヴィヴァルディをはじめとするイタリアの協奏曲を熱心に研究した。「ブランデンブルグ協奏曲第4番」は、その成果を遺憾なく発揮するとともに、バッハならではの高い精神性を盛り込んだ傑作。
第1楽章ート長調 Allegro 3/8ー生き生きとした快速なテンポ。牧歌的な曲で、ソロ・バイオリンに2本のリコーダーがきれいな響きを添える。
第2楽章ーホ短調 Andante 3/4ー2本のリコーダーのしっとりとした半音階的進行とヘンデルのような曲調が印象的。フリギア終止で3楽章へ。
第3楽章ート長調 Presto 2/2ー独奏楽器と通奏低音の4声の生き生きとしたフーガ。様々なところに各楽器の魅力的なソロ、トゥッティが織り込まれている。

 演奏は、クラウディオ・アバド指揮オーケストラ・モーツァルト。バロック・バイオリンのソロはカルミニョーラ、リコーダーの一人がミカラ・ペトリ。